ジャパンオープン2010
参加チーム募集
ロボカップジャパンオープン2010の小型ロボットリーグでは、昨年に引き続きSSL-Humanoid(ヒューマノイドサブリーグ)の競技会を併催します。ついては参加チームを募集します。下記の特徴や Web サイトで公開されているルールや規格を確認していただいて参加を是非ご検討ください。リーグを盛り上げていくために多くのチームの参加を期待しています。
SSL-Humanoidとは
SSL-Humanoidは、これまでに小型ロボットリーグで培われてきたグローバルビジョンシステム、グローバルビジョンにより得た情報に基づく高度なチーム戦略や複数ロボットによる協調プレイの実現、無線通信によるロボットの制御などの特長を活かして、新たに小型ヒューマノイドロボットによるサッカーを研究開発の対象とするリーグです。日本の小型ロボットリーグの各チームの有志により規格やルールが制定され、2008年のロボカップ理事会で2009年以降の段階的な導入、実施が認められました。以下に示す特徴があります。
- ルールは小型ロボットリーグのルールに基づいて、ロボットの規格で異なる部分など最小限の変更に留めているので、これまでに小型ロボットリーグに参加した経験があればすぐに理解できます。またルールは FIFA が定める人間のサッカーに非常に近いものになっています。
- 小型ロボットリーグではフィールド上部4mの高さにカメラを設置するので、場所の確保や設置が大変ですが、SSL-Humanoidでは近い将来カメラをフィールド脇の2m程の垂直なポールに取り付ける方式に変更する予定があります。この変更によりフィールドの場所の確保や準備が大変楽になります。
- ロボットハードウェア、ソフトウェアの両方に精通していないチームでも参加できるように以下に示す仕組みを用意しています。
- 市販のヒューマノイドロボットキットで規格に合うものは出場できます。ロボットハードウェアの開発が困難なチームでも、一から機体を開発する必要はなく短期間で準備が可能となります。また費用の面でもロボットキットを採用すれば独自開発の場合と比較して安価に必要台数を揃えることができます。
- 一方、独自に開発した機体でも出場できます。ロボットハードウェアの開発が得意なチームであれば独自に開発した高性能な機体で出場が可能です。
- リーグの技術委員会では、グローバルビジョンで用いる画像処理ソフトウェアを開発中で、完成後はライブラリとして一般に公開する予定があります。これにより画像処理ソフトウェアを独自に開発できないチームでもこのライブラリを利用することで短期間でビジョンに関する部分の準備が可能になり、その分他分野の開発に注力できます。
- ビジョンシステムを独自に開発する場合でも、必要に応じてこのライブラリを利用することで短期間で実用に耐えるシステムを構築できるようになります。
- 無線通信規格 ZigBee を採用したリーグ標準の無線通信システムを開発中です。
SSL-Humanoidに関する情報は、
http://www.robocup-ssl-humanoid.org/ で公開されていますので御覧下さい。ルールは日本語版、英語版が前記 Web サイトで公開されています。
問い合わせ、要望などは、info(at)robocup-ssl-humanoid.org 宛て電子メールでお送りください。
リーグ内の参加登録
参加を希望されるチームは、仮登録として以下の項目を記入して、small-2050(at)@robocup.or.jp までお送り下さい。括弧つきの項目はなくても構いませんが、差し支えなければ記入して下さい。メールの Subject 欄はJapanOpen 2010 SSL-Humanoid PreRegistration (YourTeamName) として下さい。
- チーム名 :
- 代表者 :
- (所属) :
- 連絡先 E-Mail アドレス :
- (連絡先電話番号) :
- 参加予定人数 :
仮登録の〆切は 2010年2月12日です。